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「雰囲気の良い家は家族を集め、家族は落ち着いた時間を過ごすことができます。
-Suomi Koti(スオミ・コティ:フィンランドの家)はそんな家をご提案します。」

<仙台フィンランド健康福祉センタープロジェクト 活動事例紹介>

 5月より、新たにプロジェクトルームにWooden House Cluster to Japan日本向け木造住宅クラスター。以下「WHCJ」))様が入居されました。今回は、プロジェクトマネージャーとして日本でのビジネス開発を進める Jukka Tuomisto 様にインタビューさせて頂きました。
 

WHCJについて教えてください。
Tuomisto: WHCJは、フィンランドの10の参加企業と1つのサポート企業からなる共同企業体です。
それぞれの企業は、木製のドア、窓、キッチン、階段、ログハウスといった、木造住宅関係の製品を販売しています。
  また、このうちの1社は、天然素材だけを使用し、有毒性物質が含まれていない環境にやさしい塗料を扱っています。私たちは、これらの部材を使った家や、札幌の近くにあるスウェーデンヒルズのような環境にやさしい家々からなる木造住宅計画を販売したいと考えています。オウル在住の建築士Kimmo Kuismanen氏がこのコンソーシアムの監督者で、私は、日本でのビジネス開発を主な役割とするプロジェクトマネージャーを務めています。 

設立の経緯は?
Tuomisto: Kimmoと私は、15年前にカナダのある展示会で出会いました。その後、フィンランド式住宅を日本市場に提案する可能性を模索してきました。
Kimmoの事務所には日本人の建築士がいたので、フィンランドと日本のスタイルを高いレベルで統合し、かつ日本の建築基準にも適合した図面をいくつか作りました。
その後、私はフィンランドの企業を訪ね、日本市場に対する彼らの意見や関心をヒアリングし、11社を集めました。

日本での目標を教えてください。
Tuomisto: 最初のステップとして、仙台でモデルハウスを建てることを検討しています。というのも、私たちは、私どもに興味をもって頂ける建設会社様や販売店様などのパートナーを見つけたいと考えていますが、そのためには、フィンランドの家を理解して頂くことがもっとも大切だからです。
人は、車を買おうとするときに、カタログに載った写真だけで購入を決めることはありません。車を買おうとする人が、買う前に必ずその車に試乗してみるように、我々のお客様も、フィンランド式木造住宅の中に入って見て、それがどんなに良いものか理解したいはずです。

我々の目標の一つは、東日本大震災からの復興のご支援です。
今回の地震によって、被災地では(津波により)海面が上昇しました。Kimmoは、これらの被災地を再建するためのプランを提案することができます。彼は、この提案について関係者と議論するため、今年11月に来仙する予定です。

フィンランド式住宅の良いところは?
Tuomisto: 多くの日本人にとって、コテージのような北欧住宅は馴染みあるものと思います。しかしながら、そういった北欧住宅に、ドアなど多くのフィンランドの部材が使われていることはご存じないでしょう。
フィンランド式住宅と他の北欧住宅との大きな違いは、サウナです。フィンランド式住宅には、必ず中にサウナがついています。フィンランドでは、アパートでさえも、住人のために2~3のサウナが設置されています。
サウナは、フィンランド人にとって風呂や温泉のようなものです。フィンランド人は日本の温泉が好きですが、同じように、日本人はサウナが好きだと思います。もっとも、フィンランドのサウナは、日本のほど熱くはないし、TVもありませんが―(笑)。

 
   
【 自然との調和や実用的な設備が特徴
(「Suomi Koti」ホームページより)】
    フィンランド式住宅について日本の方々にお勧めしたいのは、家の雰囲気です。
家は家族を集め、家族はそこで落ち着いた時間を過ごすことができます。多くの日本の社会人は、遅くまで働き、その後も居酒屋へ行ったりするでしょう。でも、フィンランド人にとっては、家がもっとも大切な場所です。私たちのブランドネームが“スオミ・コティ<フィンランド語で「フィンランドの家」の意>”となっているのは、そういうわけです。
もし日本の方々が、そのような落ち着ける家で過ごすことによって家族と過ごす時間の素晴らしさを再発見すれば、日本の人口は再び増えていくと信じています。 

日本での活動拠点としてなぜ仙台を選んだのですか?
Tuomisto: 私は、かつて、北海道に5年、東京に2年の計7年、日本で暮らしたことがあります。日本は私にとってなじみある国です。
なぜ仙台を選んだか、ですが、15年前に仙台を訪れた時、仙台に対してとても良い印象をもったからです。私は、当時、東京にあるEUセンターによって企画されたあるビジネス研修プログラムに参加していました。プログラムの一環として仙台を訪れた際、多くの会社や工場があることを知り、また、仙台で働いている方々が国際提携に前向きで、仙台には多くのビジネスチャンスがあると思いました。
もちろん、仙台とオウルがお互いのビジネスを促進していく協定を結んでいることも重要な要素の一つです。
仙台に住み始めて1ヵ月が経ちますが、仙台に対する私の理解も深まりました。
歩道はとても広くゆったりとしたペースで歩くことができ、街の中心部でもビル同士がそれほど密集しているわけではありません。また、気候や、仙台駅のような建築物も気に入っています。仙台市の都市計画はとても良いと思います。
 
S-FWBCに期待することは?
 Tuomisto:  フィンランド製品や国際提携に興味のある地元企業様と知り合える場を提供して頂きたいです。
昨今、競争はたいへん厳しいですが、国際提携が市場でのお互いの成長の助けになると信じています。
 

Tuomisto様、インタビューにご協力頂き、ありがとうございました。
なお、WHCJが運営する「Suomi Koti」のホームページでは、クラスターの参加企業・製品の詳細や、仙台向けの住宅プランも紹介されていますので、ぜひご覧ください。
「Suomi Koti」ホームページ:http://www.suomi-koti.com/index.html
(*文中、「S-FWBC」は「仙台フィンランド健康福祉センター」の略。)


Jukka Tuomisto 氏
Wooden House Cluster to Japan(日本向け木造住宅クラスター) プロジェクトマネージャー
会社所在地:仙台市青葉区水の森3-24-1仙台フィンランド健康福祉センター研究開発館
        プロジェクトルーム1-3
電話:070-6465-5558
メール:jukka.tuomisto@suomi-koti.com
URL:http://www.suomi-koti.com/index.html

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