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車椅子利用者の起立をペダルで“助立ち”し、介助者と被介助者の負担を軽減します

<仙台フィンランド健康福祉センタープロジェクト 活動事例紹介>

 今回は、健康福祉サービス・機器開発委託事業において車椅子起立補助装置”助立ちForYou”を開発され、9/26-28の国際福祉機器展(HCR)においても、S-FWBCブースで同製品を展示される株式会社邦友 代表取締役 庄子 様にお話を伺いました。
”助立ちForYou”はどういった商品ですか。
起立補助イメージ 
庄子 車椅子利用者の方を車椅子からベッド、浴室、トイレ等へ移乗介助を行う際は、抱きつき型立位移乗が一般的に行われていますが、この手法は介助者への身体的負担が大きく、腰痛、膝痛等の原因となっています。 車椅子に取り付けることによって、移乗介助をより簡便、かつ安全に行うことができないかと、公益財団法人仙台市産業振興事業団の委託事業を利用して、開発しました。
    操作は車椅子の下方にあるペダルを介助者が踏むことで車椅子の座面を約30度傾斜し、利用者の臀部を押し上げながら本人の重心移動を促すことで立ち上がりを支援します。
また、実証実験から身体的負担が軽減されることが分かっています(詳細は下記実証試験結果をご覧ください)。
HCR出展のきっかけをお聞かせください。
庄子 開発した製品がお客様からどのような反応がもらえるか、という考えから首都圏での展示会は過去2回出展しております。回数を重ねるごとに手ごたえを感じ、今回は商談先を見つけることを主たる目的として出展しようと考えました。
過去に展示会に出展した際の反響はいかがでしたか?
庄子 お客様から多くの声を受け、デザインの見直しをはかり、製品の改良をするきっかけにもなりました。
また、地元での展示会でのことですがマスコミに注目され、NHKの東北版で取り上げて頂きました。その放送が好評となり、改めて取材を受け、NHKの全国版「おはよう日本」に放送されました。
HPをご覧になっているお客様へ一言お願いします。
庄子 助立ちForYouは、介護保険のレンタル対象製品(分類「車椅子付属品」)です。介護軽減に貢献いたしますので、お気軽にご利用ください。
尚,厚生労働省では介護サービスの提供事業主が、介護労働者の身体的負担を軽減するために、介護機器を導入し、労働環境の改善が見られた場合、介護福祉機器の導入費用の 1/2を奨励金として支給する制度があります。”助立ちForYou”は制度の対象機種に指定 されておりますのでご利用ください。
-庄子様、インタビューにご協力頂き、ありがとうございました 
実証試験結果
   実証試験は,東北大学 昆陽准教授の協力で行いました。
肩、臀部、膝、足と身体にマーカーを付け、motion captureにて撮影,位置の変化をモニターするとともに,つま先およびかかとにかかる負荷を測定したところ、“助立ちForYou”を装着した車いすを用いた場合では、負荷がかかる時間と重心移動距離の短縮が確認されています。 これは“助立ちForYou”によって車いすからの立ち上がり動作の負荷軽減を科学的に実証していると考えられます.

 
東北大学 大学院情報科学研究科
昆陽 雅司 准教授
 

庄子 邦男 氏
株式会社 邦友 代表取締役
会社所在地:仙台市宮城野区安養寺1-36-18
電話: 022-388-3233
ホームページ:http://www.hoyu-jp.com
メール: presi@hoyu-jp.com


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