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第44回Wellbeing研究会「IT、ICT活用による介護業務の効率化」開催報告



福祉施設管理者、福祉事業経営者及び福祉分野に関心が高いIT製品を取扱う事業者の方等に対して、介護現場におけるIT、ICTを活用した業務効率化のポイント等について学ぶ機会を提供しました。


テーマ:①「訪問介護におけるIT、ICT活用による訪問介護業務フローの効率化」
    ②「白山台やすらぎ館における見守りシステムの導入等の先進事例」

講 師:①株式会社やさしい手 取締役副社長 松野 雄太 氏
    ②社会福祉法人やすらぎ会 白山台やすらぎ館 総合施設長 齋藤 呂文 氏

日 時:平成29年8月22日(火) 15時00分~17時00分

会 場:仙台フィンランド健康福祉センター事業創成国際館 カンファレンスルーム
   (仙台市青葉区水の森3-24-1)

受講者:57名




①「訪問介護におけるIT、ICT活用による訪問介護業務フローの効率化」
 株式会社やさしい手 取締役副社長 松野 雄太 氏


  • ITを活用した業務効率化で削減した時間については(1)生活支援機能の強化、(2)介護過程における作業時間の増加にシフトし、在宅生活継続の実現に繫がる活動を増加させる

  • 人材確保のためには介護職員の給与の増加は避けて通れず、従来通りに利益を確保するためには事業構造としてITを活用して事務経費を削減し、その削減分を給与に反映させる必要がある
  • 独自にKPI(重要業績評価指標)を設定し、PL(損益計算書)と連動させる事により、リアルタイムに経営状況の把握が可能となり、早期の経営改善(課題解決)に繫がる

  • 情報の共有についてもSNS的な同時並行的な組織を構築し、日々の情報を即時伝達し、意思決定をスムーズに行うと同時に、ICTの常時使用により介護人材を採用し易い環境を作る

  • AI(人工知能)を活用して高度な情報分析(統合)を行う事により、利用者様の身体機能等が可視化され、根拠に基づいたサービスの提供を行い、要介護度の改善を目指す




②「白山台やすらぎ館における見守りシステムの導入等の先進事例」
 社会福祉法人やすらぎ会 白山台やすらぎ館 総合施設長 齋藤 呂文 氏


  • 白山台やすらぎ館(サ高住)では最先端の見守りシステム「みまろぐクラウド」を導入しており、居室には人感センサー、ドア開閉センサー及びバイタルセンサーを設置しており、認知症フロアではカメラ、通行センサーが設置され常に安全がケアされている

  • 館内の温度、湿度も常時モニタリングされ常に快適な状態に保たれており、ノロウイルス、インフルエンザ等の感染症の予防に効果が見込まれると考えている

  • ナースコールシステムには通話機能が設けられており、利用者様はご家族様等からの電話を自室のナースコールで受けて話をする事が可能であり、家族との連絡が気軽となり、気分も和らぐ

  • 「みまろぐクラウド」ではご家族様が外部からスマートフォン等で入居者様における状態の確認が可能であり、遠方のご家族様にも安心をお届けする事が出来る

  • ①利用者から見る効果:バイタル状態を常に職員が確認、ナースコールが電話機、②職員から見る効果:主に夜間帯(夜勤)に性能を発揮、みまろぐライブは未然に事故を防ぐ事が可能、③経営者から見る効果:外部からでも現在の確認が容易、自動記録により報告時等の信頼性が高い