


人口は約6,910万人、国土面積は53千k㎡(日本の約1.4倍)で、人口の約95%が上座部仏教徒です。東南アジア地域の中心に位置しており、周辺諸国はかつて欧米の植民地・保護領でしたが、タイは独立を維持し、植民地化を免れた歴史があります。伝統的に国王・王家に対して敬意を表すよう国民は教育されており、国王を敬うことが生活の一部となっているほか、国王の政治への影響力は極めて大きくなっています。
1977年の通貨危機後、経済は急激に回復し、東南アジアの代表的な工業国として、日本の自動車関連メーカーをはじめ多くの外資系企業が進出しています。また、東南アジア屈指の観光大国でもあるタイは、メディカル・ツーリズムの拠点としても存在感が高く、高水準の医療と魅力的な観光資源の組み合わせによるサービスが発展しています。2017年に日タイ修好130周年を迎えた日本とタイは、経済分野における重要なパートナーであり、日本はタイにとって2番目の主要貿易相手国となっています。
近年では生活習慣病の増加などにより、健康への意識が高まってきており、健康のための食事やヘルスケア商品・サービス等に関心が集まっています。また、急速な少子高齢化もすすんでおり、早ければ2020年には高齢社会(人口の14%が65歳以上)を迎えることも予想されています。タイ政府は、中長期的成長戦略「タイランド4.0」を打ち出し、イノベーション・生産性・サービス貿易をキーワードに、付加価値を作り出す経済への転換を目指しています。
基本概要
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- 人口
6,910万人
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- 首都
バンコク
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- 公用語
タイ語
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- 信用格付け
BBB+ Fitch
Baa1 Moody’s
BBB+ Standard&Poor’s
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- 政治体制
立憲君主国
議院内閣制
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- 国際関係
1967年ASEAN加盟
1989年APEC加盟
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- 通貨
バーツ
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- 法人税
20%
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- イノベーション
科学技術基本計画:
タイランド4.0(2017)※1
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- 1人当たりGDP
6,730ドル
(2017)※2
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- 携帯電話普及率
88.2%
(2017)※2
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- 生活
最も費用対効果の高い国※3
アジアで最も優れた旅行先※1
出典
※1 Thailand Board of Investment
※2 タイ統計局
※3 HSBC’s Expat Explorers Summary 2014