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「娯楽のチカラ」は施設での新しい過ごし方をご提案するサービスです

<仙台フィンランド健康福祉センタープロジェクト 活動事例紹介>

 仙台フィンランド健康福祉センタープロジェクト活動事例紹介として、今回は、平成23年度健康福祉サービス・機器開発委託事業において介護事業者様向けサービス「娯楽のチカラ」を開発された、ユウプラン有限会社代表取締役 渡部 栄 様にインタビューをさせて頂きました。
「娯楽のチカラ」はどのようなサービスですか?
渡部 ゲームセンターにあるようなアミューズメントマシン(業務用ゲーム機)を、介護福祉施設にも手軽に導入して頂けるよう、目を引くレトロで賑やかな駄菓子屋さんをイメージして装飾を施し、さらには、施設での効果的な運用をサポートするためのアクティビティインストラクターの丁寧な指導を付けたパッケージ商品です。
開発にあたっては、
・低コスト、省スペースですばやく簡単に導入できること。
・介護度にかかわらず、すべての方が簡単・手軽に楽しむことができること。
・ゲームを介してコミュニティがはかれること。
・飽きることなく楽しめ結果、施設利用率が向上すること。
という4つのコンセプトを重視しました。
仙台フィンランド健康福祉センター健康福祉サービス・機器開発事業では、これらのコンセプトの裏付けとして、既存利用者様の利用率や定着率の増加、新規利用者様の増加等を目指しながら、検証を行いました。
施設のブランド化を確立し、経営基盤の強化につながるサービスを開発できたと考えております。
 

仙台フィンランド健康福祉センター健康福祉サービス・機器開発委託事業に応募されたきっかけを教えてください。

渡部 他の多くの事業者様がそうであったように、弊社の事業も震災でダメージを受けました。今後の事業展開について仙台市中小企業支援センターにご相談した際に、新サービス・市場開発を探る機会として仙台フィンランド健康福祉センター(S-FWBC)をご紹介され、訪問したのが応募のきっかけです。
以前から、ゲーム機が認知症の進行防止や予防に役立つ可能性があることは、さまざまな研究成果などで知っておりましたので、福祉施設へゲーム機導入ができないか考えておりました。
しかし、S-FWBCの方々からは、単にゲーム機を設置しているだけの施設ではほとんど活用されていないという現状と、どう活用するかというソフト面のほうががずっと重要であることを伺いました。このとき、ゲーム業界に携わり、ゲーム機の幸福感をもたらす可能性を実感している弊社が、福祉業界に効果的に導入できる仕組みを広めるパイオニアとしてチャレンジしてみようと思いました。S-FWBCの皆様から促されたのも大きかったと思います。

開発する上で苦労された点や委託事業の制度を使ってよかった点等はございますか?
渡部 申請書を作成する過程で、今まで何となく考えていたビジネスストーリーを明確に出来たことがその後の作業をスムーズにし、成果を出せた要因と考えております。
また、弊社だけでは用意することが不可能と思われる、実証現場となる協力事業所との出会いをS-FWBCから提供頂いたことも、この新規事業の重要なポイントです。もちろん、震災にあい新規事業開発費を捻出するのが難しい弊社にとって、本事業は、資金面でも大変有難い制度でした。
苦労した点は、異業種なので介護福祉専門用語や介護保険制度、事業の進め方など、常に積極的に新しいことを勉強し、情報収集する必要があったことです。
弊社担当のS-FWBCの皆様には、この点についても詳細なご指導をいただけました。

今後、どのようにサービスを展開をしていきたいですか?

渡部 まずは、実際に「娯楽のチカラ」を導入している介護福祉事業者様のご協力のもと、本サービスを見学頂ける機会を設け、事例紹介を通じて成果を出すのが先決と考えております。このサービスを使った介護福祉施設のブランド化を謳う以上、単に多くの施設に導入して頂くことを目指すのではなく、事業所様とのコミュニケーションを通じ、その施設にあった導入の仕方をご提案するプロセスが不可欠だと考えております。数あるサービスの中から弊社のサービスを選んでくださった事業者さまに、本事業を通じ検証した弊社のサービスを実感して頂き、喜んで頂ければ、次に繋がるものと考えております。  
 最後に、HPをご覧になっている介護事業者の方々へ向けて一言お願いします。
渡部 今回のサービス開発に伴い出会った介護事業者の方々から、3.11の震災時、施設がどのような状態だったのかお話しを伺い、各々が最善を尽くす現場に、人間力の底チカラを感じずにはいられませんでした。津波で浸水する建物から安全な場所へと利用者さまを誘導し、雪が降り冷え込む中、濡れた身体から体温が奪われるのを防ぐため羽織れそうな物をかき集め、皆で声を掛け合い夜を明かしたこと、上司が止める中、皆の安否を確かめる為に危険を顧みず、水に浸かりながら事業所があった場所に向かい、全員無事な姿を見つけた時に「どうしてここにいるの」と言ったきりうれし涙がとまらなかったこと。満杯な避難所が多い中、若い女性スタッフが駆けずり回り、全ての利用者さまを避難所まで送り届けた後に家族のもとに帰ったこと-。そんな、ご利用者様や仲間を思うスタッフの皆様からたくさんの貴重なアドバイス、ご協力を頂き開発したサービスが「娯楽のチカラ」です。ご利用者様とご利用者のために熱心に働かれる現場スタッフの皆様に、「施設での新しい過ごし方をご提案することでお役に立ててれば」と、4つのコンセプトを意識してサービスを開発してまいりましたが、現場スタッフの皆様からは「ダイヤル式の電話がプッシュホンになったくらい」「白黒テレビがカラーになったくらい」という例えで驚きと感動のお言葉を頂きました。

もし、レクリエーションの準備にあてていた時間がぽっかり空いたら?
もし、スタッフが楽しそうな利用者さまを見て成果を実感したら?
もし、楽しまれている利用者さまが分かち合いたくて他の利用者さまを誘いだしたら?

その地域での他との差別化を図り、支持される施設へのブランド化を考えていらっしゃる事業者さま、「うちは同じような成果があるかわからない」という方に「2週間トライアル」をご用意しております。今すぐ、お気軽にお問合せ下さい。
 -渡部様、インタビューご協力頂き、ありがとうございました。

渡部 栄 氏
ユウプラン有限会社代表取締役 
会社所在地:仙台市泉区館3-7-4
電話:022-376-2752
URL:http://www.you-plan.com/


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