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「見守りAn・pi君」は、ご高齢者集合住宅での巡回見守りをサポートします

<仙台フィンランド健康福祉センタープロジェクト 活動事例紹介>

 今年度2回目となる仙台フィンランド健康福祉センタープロジェクト活動事例紹介は、前回に引き続き、平成23年度健康福祉サービス・機器開発委託事業の開発サービスのご紹介です。今回は、一人暮らしの高齢者を見守る集合住宅向け「見守りAn・pi君」を開発され、現在積極的に販売を進める株式会社エー・エス・ブレインズ代表取締役 廣吉 秀俊 様にインタビューさせて頂きました。  
「見守りAn・pi君」はどんな製品ですか
廣吉 お一人暮らしの高齢者が自宅で倒れ動けなくなった時に、数時間以内に、あらかじめ指定したご家族やアパートの管理人等に自動で電話通報するシステムです。
ご高齢者の見守り製品は様々なメーカー様がご提案されていますが、弊社の「見守りAn・pi君」は、独居高齢者の方が、在宅中にもかかわらず一定時間トイレを使わなかった時に安否異常と判断して知らせることで、本人が緊急ボタンを押せなくても、比較的早い段階で異常に気付くことができます。
  この際、在宅・外出を自動で判断するのが特徴の一つです。つまり、買い物や旅行で外出していれば当然トイレは使いませんので、そのような時は何時間トイレを使わなくても余計な通報はしないわけです。
更に、今回開発した集合住宅向け「見守りAn・pi君」は、固定電話回線を1回線だけ引いて頂ければ、集合住宅内の複数のお部屋の見守りを行うことができます。
このため、高齢者様向けサービス付き集合住宅を経営される事業者様等にも、非常に安価な値段で導入して頂くことができることも大きな特徴の一つです。 
健康福祉サービス・機器開発委託事業に応募されたきっかけを教えて頂けますか?
廣吉 弊社では、以前から、戸建て向け「見守りAn・pi君」を開発・販売しており、今申し上げた機能に加え、設置が簡単で価格がたいへん安価なこともあって、九州の自治体様などに導入頂いておりました。
仙台での実績も作ろうと、PRのため研究開発館での製品展示を検討していた際、S-FWBC関係者の方とお話する機会を持ったのが、委託事業へ応募することになったきっかけです。「携帯電話の普及で、部屋に固定電話回線を敷設していない場合も多いので、この課題をクリアすることが出来れば、高齢者専用賃貸住宅(当時)等に住んでいる高齢者様向けにもご提案できるのでは」という話から、委託事業の制度を使って開発してみよう、と思いました。
開発する上で苦労された点などを教えてください。
廣吉 今回の開発の中核となったのは、「各部屋に設置したシステムから発報された安否異常の信号が、無線を使って他のシステム間を経由しながら、最終的に電話回線の繋がったシステムに辿り着き、指定した相手先の電話へ知らせる」という部分です。
言葉にすると簡単ですが、実際には、無関係の無線信号が多く飛び交う中で誤報が連発し、正しい情報信号を伝達させることに非常に苦労しました。
しかしながら、委託事業を利用したことで、S-FWBCより本システムのフィールド・テストにご協力頂ける事業者様をご紹介頂き、そこで検証を行なったおかげで、きちんとした誤報対策ができ、自信を持って販売に力を入れることができるようになりました。ご協力頂いた事業者様とS-FWBCの皆様には心より感謝しています。
今後どのように販売を進めていかれるご予定ですか?
廣吉 システムの検証は十分できたと確信が持てましたので、これからは、より多くの人に認知してもらい、販路を開拓することが命題と考えています。
近々の予定としては、札幌(6月)と東京(7月)で開催される賃貸住宅フェアに出展する他、ジャパンホームショー(11月)にも出展する計画でいます。この他にも、国際福祉機器展(9月)では、S-FWBCが出展するブース内で共同展示する予定です。
また、東京都中小企業振興公社様のご厚意で、この5月から東京ブリッジヘッドに弊社の東京事務所を開設することが出来ました。この東京事務所を拠点に、展示会とうまく連携しながら、首都圏での販促活動を活発化していきたいと考えています。もちろん、地元仙台や近隣市町村も引き続き力を入れていく所存です。
 
お客様へ向けてメッセージをお願いします。 【研究開発館に展示するデモ機では、不在・在宅の他、業者の出入りや緊急通報ボタン(オプション)の使用等、様々な状況下で製品が適切に稼働することを見ることができます。】  
廣吉 弊社の「見守りAn・pi君」を導入頂いた自治体様から、実際に骨折で動けなくなった方を「An・pi君」の電話通報で駆けつけて助けることができたというお話を伺いました。弊社のシステムが、ご高齢者と日々熱心に見守りをされる介護事業者様のお役に立てたことを嬉しく思うとともに、弊社システムの重要性を改めて強く感じた次第です。今後ますます一人暮らしの高齢者が増える中、少しでもお役に立てられればという思いで、可能な限り廉価で提供しておりますので、巡回見回りの補完システムとして、ぜひご検討下さいますようお願いします。
 -廣吉様、インタビューにご協力頂き、ありがとうございました。
(*文中、「S-FWBC」は「仙台フィンランド健康福祉センター」の略。)

   
【A.S.Bのオフィス(左)と入居する21世紀プラザ研究センター(右)】 

廣吉 秀俊 氏
株式会社エー・エス・ブレインズ代表取締役 
会社所在地:仙台市泉区高森2丁目1−40 21世紀プラザ研究センター316
電話:022-342-5388
メール:info@asbrains.co.jp
URL:http://www.asbrains.co.jp/


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