#04 サウナ発祥の地・フィンランドに学ぶ、サウナとウェルビーイング【お知らせあり】

2022年世界幸福度ランキング1位のフィンランド。
北欧の暮らしというと豊かな自然に囲まれたシンプルな生活スタイルが特徴的ですが、高い幸福度の秘密は一体どこにあるのでしょうか。

世界中で使われているサウナという言葉。実はフィンランド語であることをご存じですか。
フィンランド人にとって幸せな時間、そしてウェルビーイングな暮らしに欠かせないのが“サウナ”です。
昔の日本の銭湯文化のように、サウナはフィンランド人の暮らしに密接した形で広く普及しています。
フィンランドの人口は約550万人。それに対して、サウナの数は約300万とも言われています(自動車の数よりも多いそうです!)その数の多さからもいかに生活に必要なものかをうかがい知ることができますね。
種類も多様です。各家庭に設置された個人用サウナをはじめ、自然と触れ合える地方ならではの体験型サウナ、誰でも気軽に楽しめる都市型公共サウナなど、フィンランド国内いたるところにさまざまなサウナが存在します。

サウナにもさまざまな種類があります。サウナの起源は2,000年以上も前のフィンランドのカレリア地方と言われていますが、現在も進化を続けています。
日本では現在「サ活」や「サ旅」といったアクティビティがサウナブームをけん引しています。一方、本場フィンランドでは、人々の生活にじんわりと馴染んだものとして捉えられています。
フィンランド人にとってサウナは特別な趣味やイベントではありません。歯を磨いたり、お風呂に入ったりすることと同じように、極々あたりまえの日常の習慣になっているのです。
サウナでゆったりとした時間を過ごし、リラックスする。このあたりまえの積み重ねこそがフィンランド人の幸福度の高さにつながっているのかもしれませんね。


湖が多いことでも知られるフィンランド(約18万)。
湖畔に別荘を持つ人も多いです。当然サウナも設置されており、体が温まったら湖に入ってクールダウンすることも。
コロナ禍を経て、日本でもライフスタイルの変化が少しずつみられるようになりました。テレワークなどをきっかけに、働き方の価値観が変わったり、ワークライフバランスを見直したりした方も多いのではないでしょうか。
ウェルビーイングという言葉が注目される中、当センターではウェルビーイングな生き方をテーマに情報を発信しています。そして、今回はフィンランド人の生活を支えるサウナに焦点を当てたオンラインイベントを企画しました。
オンラインイベント「SAUNAとWell-being ~日本とフィンランドのサウナをめぐって~」
令和4年11月18日(金)18:00~19:30
※開催後に録画を限定公開いたしますので、当日ご都合がつかない方もお気軽にお申込み下さい。
ウェルビーイングとは、体も心も満たされているという、広義の幸福を意味します。単に身体が健康であるだけでなく、心理的に幸せを感じたり、社会的に良い状態を維持していることなども含んだ表現です。
幸福度ランキング1位の国フィンランドのサウナ文化はまさにウェルビーイングな生き方のお手本になるとの思いから、今回のオンラインイベントを企画しました。フィンランド人の生活習慣を知ることで、よりよく生きるためのヒントがきっと得られるはずです。

日本人のサウナの楽しみ方のひとつに「ととのう」がありますが、
フィンランドにはそのような習慣はあるのでしょうか。答えはウェビナーで。
今回のウェビナーでは2名のゲストをお招きします。
1人目はフィンランド在住のサウナ文化研究家こばやしあやなさん。サウナに関する書籍を出されているのでご存じの方も多いと思います。
2人目は東京理科大学の垣野義典先生。今回のウェビナーの共同企画者である東北工業大学 北欧デザイン研究所のメンバーです。建築の専門家でもあり、サウナ通でもいらっしゃいます。
さらに、モデレーターとして東北工業大学 北欧デザイン研究所の石井敏先生、グラフィックレコーダーとして石橋智晴さんにご参加いただく予定です。
進化が止まらないサウナの今とこれからについて熱く語っていただきます。フィンランド発のサウナブランド「HARVIA」ショールームからのライブ配信にも是非ご期待ください。
サウナに寄り添い、サウナに寄り添われるフィンランド人の暮らしをちょっとのぞいてみませんか。
(Photo: Kobayashi Ayana)
オンラインイベント「SAUNAとWell-being ~日本とフィンランドのサウナをめぐって~」
令和4年11月18日(金)18:00~19:30
※開催後に録画を限定公開いたしますので、当日ご都合がつかない方もお気軽にお申込み下さい。